「春隣（はるとなり）」
2023年は年明け早々、大寒波や積雪のニュースがたくさん届きました。
2月４日は立春とは名ばかりの、厳しい寒さがもうしばらく続きそうでしょうか。
この季節の空を見上げると、薄く青みがかったような灰色が広がり、今にも泣き出しそうな寒空です。
ですが、時に顔を見せる太陽の光の強さには春の兆しが感じられます。日ざしだけでなく、梅の花や樹木など灰色から梅色、梅紫、紫と移り変かわり、景色も少しずつ春の色が混じり始め寒さを緩めてくれるように感じます。

2月は名前だけの春ですが、「春隣（はるとなり）」の言葉どおり「もうすぐそこまで春が来ています。」
今月はあっという間にすぎていきます。そんな中、気温の変化や日ざしの長さが少しずつ伸びていきます。それに合わせて私たちの体内時計が、寒さのあまり活動的でなかった毎日から動き始めようとします。
これからの時期、大切なのは、身体も肌も「守り」と「回復」の流れを整えることです。
少しずつ春に近づくこの時期、身体や肌の変化を見逃さず、冬から春の立て直しを心がけてみてくださいね。

 

 

 

身体の準備

 

春は気候や気温が不安定な時期で身体にいろいろな影響をあたえます。
まだまだ身体を温めるためにエネルギーを使いますので、毎日の過ごし方に少しだけ気をつけてみるのはいかがでしょうか。

 

①食べ物のすすめ
身体を温めると言われる冬野菜や温かい滋養強壮の食材を摂れるように心がけたいですね。
また、春を感じながら、冬の身体を目覚めさせ新陳代謝を促してくれるような春一番の山菜、蕗の薹（ふきのとう）なども　　　　　　　　おすすめです。旬の物を口にするとそのエネルギーも頂ける気がします。
水分を摂る時も、冷たい水ではなく、温かい白湯にしてみるのはいかがでしょう。

 

②生活のすすめ
２月の陽ざしは「春の光」ともいいますが、寒い時期の太陽のエネルギーはとても大切です。
冬は夏に比べて、日の出が遅く、一日の日照時間も短いため、体内時計が乱れやすい時期になります。
それを整えるためにも、軽い運動のつもりで陽ざしから肌を守りながら、太陽のエネルギーを受け取りに行くことも必要です。

 

③睡眠のすすめ
体内時計の乱れが蓄積してしまうと、睡眠の乱れに繋がり、疲労、肌のダメージ回復にも影響がでてしまいます。身体を温め、陽ざしをあびることを気掛けて睡眠時間よりも睡眠の質を上げることが大切です。

これからの時期は、ますます気温の変化や花粉など、身体や肌にダメージを与える要素が増えてきます。今、意識的に身体の内側を整えておくことが、肌の調子にも繋がりますからお気をつけください。

 

 

 

肌の準備

 

身体に体内時計があるように肌にも日中と夜の時間があります。それぞれの時間で活動や働きが異なります。
肌は本来、日中は紫外線や他のダメージ※１から肌を守る働き、夜には日中のダメージ※１を整える働きを自らおこないます。この働きが上手くいくと美しい素肌が育まれます。
ところが、冬の間は、寒さの影響で血行が悪く代謝が低下しがちでバリア機能が弱りやすく、肌本来の働きも損なわれるため、乾燥やくすみ、肌荒れなどが目立ちます。
この肌状態で、２月の春の紫外線や花粉などの刺激を受けてしまうと、ダメージがさらに大きくなってしまいます。

そこで、春肌の準備として肌本来の働きと役割をそれぞれサポートする美容液を使い分けてみるのはいかがでしょうか。
朝の美容液として「プラスキン　エクストラ　モイストローション」は、日中の紫外線やダメージ※１から肌を守り、うるおいを与えて、さまざまな外的ダメージ※１に負けない肌へ導きます。
そして、夜の美容液として「プラスキン　エクスト　リキッド（S）」で日中のダメージ※１を寝ている間に整え、目覚め肌を透明感ある健やかな肌に整えます。

 

春は肌トラブルの一番多い季節です。春肌の対応次第で肌サイクルの一年が変わります。
今年の肌のコンディションが揺らがないように、しっかりと準備を整えてみてください。
※１　乾燥やほこり、摩擦などのダメージ