綴りごとblog
2023-01/11
冬色Vol.3 事始めの手元ケア~白・赤~
新しい一年がはじまりました。
「初茜」(はつあかね)
元日の朝、夜の闇から、明け方にかけ空が少しずつ明るくなり、初日の出が昇り始め、茜色や赤く染まる東雲(しののめ)の空の様子を表す言葉です。
初日の出を見ることを「拝む」と言いますが、あの輝きを目にすると確かに心が洗われるように思います。また、朝の光は気分を心機一転させてくれる力があるようです。
一月を色で表現すると真っ新な白でもあり、お祝い事としての紅白の表現もあります。
また、自然の景色の中にも雪に椿の花や千両を見ることも。一年で最も寒さの厳しい中に華やかさを見つける時期でもあります。
事始めにハンドケア
年の初めに何か思い描いたことはありますか。
そのひとつに身体や肌のお手入れを加えてみてはいかがでしょう。
特にお手入れしていただきたいのが「ハンドケア」です。
年末年始から手先、指先はずっと頑張ってくれていたはずです。また、この数年、手洗いに加えアルコールの消毒などで手指の乾燥がすすみやすくなりました。
これからも、まだまだ冷たい空気や水、乾燥と過酷な季節が続きます。
顔などに比べると手指は厚く、たくさんの刺激からも強いのですが、細かい動きなど頻繁にし、常に素の状態です。手のひらには皮脂腺がなく、水分も少ないため、実は乾燥や刺激にもろいところもあるのです。
傷ついた手指で、身体や肌に触れることは、自分で自分の肌を傷つけることにもなり、双方どちらにとっても好ましくありません。
身体や肌のために、まずはハンドケアを始めてみてください。
ハンドケアのすすめ
なめらかな手指のために、普段から行いたいハンドケアは難しいことではありません。
1.ハンドソープなどを使用するときには、よく泡立てて、泡をやさしく転がすように洗います。
すすぎはしっかりきちんと。手洗いはゴシゴシ肌をこすらないようにしましょう。
2.手洗いの後の水気を丁寧にふき取ります。
水分が残ったままでいると、水分の蒸発と一緒に手指のうるおいまで蒸発し必要以上に乾燥します。
特に爪や指の間など丁寧にふき取ります。
3.こまめにハンドクリームでケアを。
日中には、お仕事の邪魔にならないハンドクリームで、こまめにケアしましょう。手のひらや甲だけでなく乾燥しがちな指先、爪の周り、そして、手の側面もお忘れなく、デスクワークでパソコン作業や書き物が続き、手の側面がデスクにこすれる場面もあります。
そして、夜のおやすみ前には一日の疲れやダメージのケアにハンドクリームを念入りに使いましょう。塗り方、なじませ方を少し変えてみるのも良いと思います。
例えば、手指も肌と同じように化粧水で水分を与えてからハンドクリームを使い保湿したり、簡単なハンドマッサージで血行を良くしたり、大切な手指をお手当してください。
新しい年はどんどん過ぎていきます。
年の初めに思い描いたことが、スムーズに進み良い年になりますようにお祈りしています。