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綴りごとblog

2022-01/13

冬ケアVol.2 ~寒さ、乾燥のピークに対応。肌と身体のディープケア~

いつものように月名が変わり、今日から明日、時間が過ぎるのは何も変わらないはずです。
12月の「師走」から1月の「睦月」に月名が変わる一日。いつもとは違う風景が見え、あわただしく過ごす年の瀬から背筋がピンとし、気持ちもあらたまる新年を迎えます。ほんの一日を境にして全てがリセットされるような不思議な感覚です。
新年を迎え、気持ちも新たにチャレンジしたいことや目標は見つかりましたか。
その中のひとつに「素肌をはぐくむ」という項目もぜひ加えてみてください。
「新春」を迎えたとは言え、これからが「小寒」「大寒」と一年で一番寒さ、乾燥がピークになる時期「寒の入り」を迎えます。肌や身体にとっても過酷な環境が続きます。春はまだまだ遠いようです。

 

 

 

春の七草

 

年末年始は忙しくもあり、楽しいこと、美味しいことの多かった方は、そろそろ疲れが見えるころではないでしょうか。
この時期は、胃腸の疲れが肌荒れや身体の疲れとなって現れることがあります。
まずは食事、睡眠など生活リズムをもとに戻し、スキンケアは基本のお手入れを丁寧におこなってみてください。
 
「1月7日に七草粥を食べる」、この風習は1000年以上も前に伝わった習慣が今も残っているようです。昔の人が科学的に調べたはずもありませんが、七草粥を食べるというのは、年の初めの縁起物、無病息災を願うことだけでなく、この時期に必要な栄養素を摂り胃腸を整え、これからの季節に備える大切な習慣なのですね。
この七草粥に使われる7種類の青菜、「せり、なずな、ごぎょう、はこべら、すずな、すずしろ、ほとけのざ」にはどのような栄養素が含まれているのでしょうか。
 
「せり」
ビタミンA、ビタミンC、ミネラル(鉄分)は風邪の予防や冷えの気になる方には必要な栄養成分です。また食物繊維も含みますから腸の働きを整えニキビの気になる方にもおすすめです。
 
「なずな」
別名「ぺんぺん草」です。ビタミンAやミネラルの他にビタミンB群も含まれ疲労回復に必要な栄養成分を含んでいます。
 
「ごぎょう」
別名「母子草」とも呼ばれ昔から薬草として咳や喉の痛みに使用されています。
 
「はこべら」
たんぱく質やミネラルなど豊富で美肌効果に必要な栄養成分です。
 
「すずな」
冬野菜の「かぶ」のことです。消化を助ける酵素アミラーゼを含みます。ビタミンC、カリウムなども含みますから、むくみなど気になる方には必要な栄養成分です。
 
「すずしろ」
七草の中では親しみのある野菜で大根のことです。かぶと同じように胃腸の調子を整えるアミラーゼ、ビタミンCが豊富です。食物繊維も含みますから美肌に必要な冬野菜です。
 
「ほとけのざ」
胃腸の働きを整える働きがあり、この時期の食べ疲れの身体には大切です。
 
こうして、あらためてひとつひとつの青菜の栄養素をみると、疲れた胃腸を癒し、寒さや乾燥のピークに対応する美容効果や健康効果に大切な食事に感じます。年末年始の身体をリセットするにはぴったりです。
また「お粥」というメニューも、見るからにほっとできるリラクゼーション効果があるように感じます。
身体の疲れが落ち着くということは肌にとっても大切なことです。「素肌をはぐくむ」ことは肌だけではなく身体が穏やかであることも必要だと言うことを実感できます。
先人の知恵で「七草粥」を食することは現代の内面美容、インナーケアに通じているように感じます。

 

 

 

肌と身体のディープケア

 

一年で一番の寒さと乾燥が過酷な時期に肌荒れやトラブル予防にしっかりお手入れを行うためにも、身体のインナーケアにチャレンジしてみてはいかがでしょう。スキンケアのようにつけた瞬間に見た目では直ぐに感じないかもしれません。
ですがインナーケアは目に見えない、自分でも気付かなかった部分からじわじわと変化し「あれ、いつの間に」と変化を実感することができます。そうなるとスキンケアの受け入れ体制も万全になります。肌のすみずみまで美容成分のなじみもよく、いつも使っているアイテムや、いつものお手入れの良さが実感できるはずです。
スキンケア、インナーケアの両面から丁寧に行うことが「素肌をはぐくむ」ことにつながります。
 
気持ちも新たに大切な素肌との向き合い方を外面、内面の両面から考えてみませんか。
本年もよろしくお願いいたします。

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