綴りごとblog
2021-12/16
冬ケアVol.1 〜冷え・血行〜
窓辺のぽかぽかと暖かい日ざしが気持ちよくて外へ出かけると、頬に触れた冷たい風におどろいたことはありませんか。その瞬間、肌も身体もキュッと縮こまり冬を感じているはずです。
冬は四季の中で、一番人間の感覚「五感」で感じやすい季節だと思います。
肌に触れる風、目に映る空の色にも「冬色」を感じ、朝の冷たい空気にピーンと張りつめたような音を感じたり、冬ならではの暖かさを、お鍋やおでんの匂いで感じていたりします。視覚、聴覚、触覚、味覚、嗅覚、すべてで冬を感じることができます。
冬は肌や身体にとって過酷な季節です。「五感」で冬を感じたら、寒さと冷えの季節を乗り切るために肌と身体の準備を始めましょう。
冬の「冷え・血行」ケア
身体は寒さを感じ始めると体温を逃がさないように働きます。特に身体の中心、内臓に熱エネルギーを増やして熱が逃げないよう体温の調整を行います。この働きに大きく関わるのが「血行」、血液のめぐりです。
血液は身体に必要なものを全身に運ぶはたらきがあります。その中に体温(熱)を運ぶはたらきも含まれています。
暖かい季節には、血行がよくなり熱を放出し体温の調整をおこないます。寒い季節は熱を逃がさないはたらきに変わります。これがスムーズにはたらくとよいのですが、様々な要因で血行不良をおこし、「冷え」となってあらわれます。
例えば、運動不足、ダイエットなどの栄養不足、睡眠不足、過度なストレスなどが考えられます。
そうなると、肌や身体の不具合につながります。
血行不良をおこしていても、身体は生命維持に必要な所へ真っ先に酸素や栄養や体温(熱)を届けようとします。そのため、血液のめぐりが二の次になる部分があります。それが身体の末端の部分、手、足、顔です。
これからの季節、特に女性は「手足の冷えが気になる」「肌トラブルがなかなか解消できない」などの悩みがでてきます。その原因は「冷え」が関わっているのかもしれません。
冷え・血行」ケア
「肌がくすむ」「乾燥がひどい」「しみが濃くなった」「目の下のクマが濃くなった」「一度できた吹き出物がおさまらない」などトラブルの声は冬だけではないと思います。ですがこの季節に違いがあるとすれば、「トラブル解決に時間がかかる」「スキンケアの効果が出にくい」ということのように思います。
それが「冷え・血行」に気をつけることで、少しずつ変化を実感することができます。
基本はやはり、「身体を外から温める」「食事の見直し」「適度に身体を動かす」「ストレスをためない」ことです。
身体を外から温める
昔から、手首、足首、首、おなかと身体のくびれを温めると冷えないと言われています。
また、シャワーでなく湯船に浸かることでリラックス、筋肉のこりがとれ全身の血行があがります。
入浴後の肌色がきれいなのは、全身の血行のめぐりがよくなり明るくみえるからなのです。
食事の見直し
こちらはなかなか難しいことですが、季節の旬の物を摂るのがポイントです。冬はホクホクの根菜類がおすすめです。ジャガイモ、大根、レンコン、ニンジンなどです。トマトやキュウリは夏野菜、身体を冷やす野菜です。食事はエネルギーを作る大切な役目です。食後身体が温まるのは良いことなのです。
適度に身体を動かす
寒くなると億劫になりますが、ストレッチやウォーキングなど軽いことからチャレンジするのはいかがでしょうか。座ってばかりのデスクワーク、寒いから丸くなっているとますます冷えがすすみます。
「ストレスをためない」緊張すると肩こりになり冷えが進むとも言われます。緊張すると筋肉が固くなり毛細血管が収縮し血行が悪くなるから冷えにつながります。上手にリラックスする時間をつくることが、冷えの解消につながります。
この冬はこれらのことを頭の片隅において過ごしてみてください。手に取った野菜が夏野菜だったら少し控えて、近頃シャワーばかりだから今夜はゆっくりと湯船に。がんばり過ぎないぐらいで、心掛けてみてください。
スキンケアで「冷え・血行」ケア
身体を温めることでの「冷え・血行」ケアにプラスして、冬には肌を温めるお手入れが存在します。
それは、マッサージです。今も昔も変わらないお手入れ方法。専用のクリームを使い自分の手のひらで、やさしく、肌温度と、血行をあげることができます。クリームに含まれるいろいろな美容成分が緩やかになじんで肌の筋肉を解きほぐしていきます。難しいテクニックはいりません。やさしく、ゆっくりクリームをなじませると、肌の血色が入浴後の肌のように明るく、冬にはぜひおすすめのお手入れです。
また冬におすすめなのは、サプリメントの力を借りるケアがおすすめです。暖かい時期は身体が元気、寒くなると、どうしても疲れやすい何となく不調だと感じやすいのであれば、冬の時期だけ、サプリメントの力に頼ることをお勧めします。
今年の年末年始は元気だったと感じられるように、一年の締めくくりに、冬のアイテムにチャレンジしてみてください。
来年もみなさまにとって良い年になりますように。