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HOME > カシー化粧品とは > ものづくりへの探究心

プラセンタへの探究心に隠された会社経営への決断

故・原田守男

カシー化粧品ブランドが誕生してからおよそ12年。 利益を顧みず愚直なものづくりを突き詰め続けた結果、会社は危機に瀕していた。

なんとかその危機を脱して新たな体制をしくべく、 故・原田守男はある決断を迫られていた。

「二代目社長になるか?」

初代社長が早々に引退し、白羽の矢が自分に向けられた。
「研究ばかりに没頭してきた自分が、社員や販売会社、販売店の人生の責任を背負っていけるのか?」
「代表を務めながら、お客様の期待に応えるものづくりを追究できるのか?」 幾度となく自問自答を繰り返した。

故・原田守男

その結果、経営経験ゼロの自分が経営者となるために、守男が必要だと考えたこと。それは研究者らしく、今までよりさらに誇れる確固たる化粧品を開発することだった。そうすることが守男なりの腹ぎめの仕方だった。

守男は、世界中の数々の文献を読みあさった。 医学書や論文…。

そしてたどり着いたのが「プラセンタエキス」(胎盤から抽出したエキス)。
世界では紀元前からその有用性が認められ、あのクレオパトラも美容のために使用していたと言われている成分。
戦時中には、負傷した兵の治療にも使われており、長年医療現場でも秘薬として使用されてきた成分だった。

ザウエル社との提携

「これこそがこれからの化粧品開発にふさわしい!」
そう感じた守男は、来る日も来る日も研究に明け暮れた。

そして完成した処方と成し得た成果を手に、戻る日も告げず渡欧。
当時プラセンタで最高峰の権威のあったドイツ・ザウエル社の門を、アポなしで叩いた。当時の開発担当者は、守男の情熱と技術力に感銘を受けたという。

そしてザウエル社との提携に成功。抽出方法にもこだわった高い品質のプラセンタエキスの安定供給体制を叶えることができた。 こうして1964年、業界に先駆けてプラセンタ配合化粧品「プラスキン リキッド」を発売。

お客様へ果たしたい約束を実現させるべく探求したのちのプラセンタエキスとの出会いが、守男を経営者へと押し上げた。1964年の発売以来今もなお、カシー化粧品はお客様の素肌美を叶えるため、プラセンタエキスを配合したスキンケアシリーズ「プラスキン」は、存続している。

プラセンタは英語で「胎盤」を意味します。
ここで「プラセンタ」と呼んでいるのは胎盤そのものではなく、胎盤から抽出したアミノ酸や核酸、ミネラル、ビタミン、脂肪酸を含む有用成分のことです。プラセンタの有用性は、はるか昔から人々に支持されていました。中国では紀元前から秘薬として重宝され、秦の始皇帝(紀元前259年〜紀元前210年)の時代にはプラセンタが不老長寿の薬として珍重されていました。また、西洋では古代ギリシャの医師、ヒポクラテスがプラセンタを治療に利用していたとも伝えられています。
(初代)プラスキンリキッド プラスキンシリーズ
PLASKIN EXTRA

リポインカプセルの誕生

三代目の代表取締役・原田浩之がまだ大学生の頃。 学校から帰宅したある日、家の前に血相を変えた会社幹部が数名いた。
「お父さんが事故にあった。助かるかわからないから会社に入ってくれ!」

化粧品開発への想い

故・原田守男は自動車事故にあって首の骨を折っていた。 生死を彷徨いながらも何ヶ月も首を固定し、1mmも動かせない状況が続いた。
化粧品開発への想いがそうさせたのか、 奇跡的に回復に向かっていた。 ようやく身体を起こすことができるようになった頃、 守男は病室で医学書や論文を読んで過ごしていた。

そこで見つけた「ドラッグデリバリーシステム※」と「リポソーム」。
※薬を投与したとき、有効成分を腸から吸収し全身を巡り、各組織に分布することで医薬品としての作用を示すこと。

美容成分を含んだカプセルを肌へなじませたとき、肌表面から浸透し、肌内部でカプセルがほどけるように美容成分が溶け出し、各所で効果を発揮する。 そんな応用ができるのではないか?
退院後、守男はすぐに研究にとりかかった。

商品化までの道のりはおよそ10年。リポインシリーズが誕生した。

ビタミンCへのこだわり

ホワイトニックシリーズ

美白。美しく透き通った美肌。 それは女性の憧れ。

世の中には様々な美白成分がある。
その中でカシー化粧品は1985年の「ホワイトニックシリーズ」発売以来、ずっとビタミンC誘導体(L-アスコルビン酸マグネシウム他) を採用し続けている。今でこそ「美白にはビタミンC誘導体」という考え方は一般的だが、実はビタミンCの誘導体は、他の成分比べて、 実はとても扱いづらい。結晶化しやすいのだ。

研究

例えば化粧水を使用後、キャップの周りに化粧水が付着したまましばらく放置していると、水分が蒸発し、残ったビタミンC誘導体がパリッと固まる。 処方設計においても、安定性を保つのが難しいのだ。

それでもあえて採用し続ける理由は、その長年の実績とその効果。
そもそもビタミンCはわたしたちヒトにとって必要な栄養素であり、身体にとってごく自然に受け入れることができる成分である。

そのビタミンC誘導体を美白化粧品に採用したいと決めた時、 その製法特許は大手薬品メーカーが手にしていた。そう、医療ですでに実績があったのだ。
製法特許をもつ会社へ出向き、「使用させてほしい!」と直談判で掛け合ったが、名も無き中小の化粧品メーカーでは相手にしてもらえなかった。 そこから、特許に触れない製法をあみだすための果てしない研究が始まった。

研究

来る日も来る日も実験を繰り返した。
1ヶ月でたった数グラムしか精製できないビタミンC誘導体(L—アスコルビン酸マグネシウム)。 本当に製剤化が叶うのか、不安に陥ったという。

長い歳月をかけて挑んだビタミンC誘導体の製剤技術の確立。

それはようやく形になり、自分たちが苦労した分、製剤特許で縛りを設けず、協力会社に製剤技術を受け渡したのだ。
守男と研究員たちの「なにくそ!」精神が生んだ結果だった。

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